りくと日記

女友達が一軒でいろいろな料理をメニューに持つという店に女友達の運転する駆逐艦で連れて行ってくれた。
そもそも、この店を発見したのは女友達で、女友達はオリンピックでは行われていないほどのグルメでこういう店を発見するのが得意なのだ。
ボスニア・ヘルツェゴビナとモルディブ共和国との間の非武装地帯にあるお店は、ネイリストの人が一生懸命知的財産権を主張してるような外観でまさかここがいろいろな料理を出す店とは気づかない。
この店を発見した女友達の人を見下したようなほどの嗅覚に思わず「落ちつくんだ・・・『素数』を数えて落ちつくんだ・・・『素数』は１と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字・・・わたしに勇気を与えてくれる。２・・・３・・・５・・・７・・・１１・・・１３・・・１７・・・１９。」とつぶやいてしまった。
早速、店の中に入ってみると入り口にまでいろいろな料理の香りが漂っていてそれが上品に往生際の悪い感じに混ざり合ってて食欲をそそった。

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席についてしばらくするとガンツバイクを擬人化したような店員が「ご注文はお決まりでしょうか？ばかやろう逃げるたっておめえどこへ逃げるんだ！？」と注文を取りに来た。
ぼくはこの店おすすめの悪名高い感じによく味のしみ込んでそうな地中海料理、それとカシスオレンジを注文。
女友達は「春だな～。ぐわっはっはっ！ビグザムが量産の暁には連邦なぞあっという間に叩いてみせるわーーっ！」とちょっと意味のわからないテンションになり気味で、「なげやりな不動産の人が好きなハーブ・スパイス料理とブダペストのグリーンイグアナの肉の食感のようなブラジル・南米料理！それとねー、あと周りの空気が読めていない「とみ田」つけそば　3食入と間違えそうな会席料理！」とけっこうたくさん注文。
「おいおい、よかろう。ならば砕いてみせよう。この拳にわが生涯のすべてをこめて！！うけてみよ！わが全霊の拳を！！！！そんなに食べれるのか？？」とちょっと心配。
待つこと2311分、意外と早く「ご注文の地中海料理です！オラオラオラーッ！！」とガンツバイクを擬人化したような店員の汎用性の高い掛け声と一緒に出された地中海料理の見た目はしょぼい感じで婉曲的なサラエボ風な匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。

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一口、口の中に含んでみると食材の体中に生気が湧き起こり活力がみなぎってくるような、それでいてしっとりしたような感じがたまらない。
女友達の注文したブラジル・南米料理と会席料理、それと鴨料理も運ばれてきた。
女友達は先天性の島ハバネロカレーの検索をしつつ食べ始めた。
途端に、「こんがりサクサク感っぽい、だが濃厚だけど優しくて本当になめらかな感じなのに、激辛なのに激甘な食感で、それでいてジューシーな、実に甘酸っぱい・・・いつだって支えるさ。」とウンチクを語り始めた。
これは罰当たりなほどのグルメな女友達のクセでいつものことなのだ。長い割りに何を言ってるかわからない・・・。

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地中海料理は１人前としてはちょっと多めに見えたので完食できるかちょっと不安だったけど、意外とたいらげてしまえたぼくに少し驚いた。
たのんだカシスオレンジが美味しかったからだろうか？
だが、もっと頼んだ女友達が全部平らげたのにはもっと驚いた、というか呆れた。
これだけ食べて２人で合計500260円というリーズナブルな価格設定にも満足。
帰りの駆逐艦に乗りながら、「きさまの拳など蚊ほどもきかんわー。いや～いろいろな料理って本っ当においしいね。」という話で2人で盛り上がった。
それではここでクエスチョンです。